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佐賀県の山奥に現れた「巨大宮殿」の謎

 

 

はいはいコンチャー!すっぴーですん!

 

福岡のすぐ隣に位置する「佐賀県」。佐賀牛伊万里、そして佐賀平野コメどころとしても知られる農業大国である。

そんな長閑な景色の広がる佐賀県ヨーロッパの雰囲気を感じるスゲー宮殿があるのを発見してしまった。

なんでもドイツにあるバロック様式の大宮殿が見られるとのこと。ドイツに行かずして佐賀で見れちゃうとは何ともお得ではないか!ということで早速行ってみたぞ。

 

福岡から車で2時間「有田町」へ

 

福岡都市高速西九州道をぶっ飛ばし、伊万里市を経由して「有田町」へ向かう。

西九州道の一部区間は最高速度100km/hの高規格道路でスイスイ進む。

 

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西九州道佐賀県の「伊万里市」まで開通しており、伊万里で高速を降りて一般道を走る。途中から、松浦鉄道西九州線と並走し、単行気動車と抜きつ抜かれつの大バトルを繰り広げる。

 

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そんな長閑な道をひた走り、およそ2時間で謎の巨大宮殿があるという、佐賀県は「有田町」へ到着した。

有田といえばご存知「有田焼」、焼き物で有名な町である。毎年ゴールデンウィーク期間には「有田陶器市」が開催され、全国から100万人もの観光客が押し寄せる。

駅前を見渡してもヨーロッパ感は皆無で、ごくごくフツーの田舎町といった様子であるが。。

 

そのまま駅前を通過し、住宅街を抜けて山道を少し走ると「有田ポーセリンパーク」なる、夢のワンダーランド感溢れるテーマパークの看板が見えてくる。

日本語に訳すと「有田磁器公園」。なるほど、有田焼のテーマパークなわけね。

 

園内に入ると、非常に荒れた路面が続く。舗装が剥げて穴だらけだ。こんな所に宮殿があるのか?と疑心暗鬼になりながら穴を避けつつ車を走らせると、駐車場には沢山の観光バスが止まっていた。

 

有田ポーセリンパークの「巨大宮殿」

 

有田焼の魅力を発信するテーマパークとして、国内外から多くの観光客が訪れる「有田ポーセリンパーク」。

https://www.arita-touki.com

入園するとすぐに、ここは日本ではないことが分かった。ドイツバロック様式の宮殿への期待が高まる。


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無数に押し寄せる観光客、聞き慣れない言語。そう、あの観光バスに大挙して乗っていたのは中国人観光客だったのだ。

この日入園していたのは殆どが中国人観光客で、むしろ日本人を見つけるほうが難しい様子。恐るべし中華パワーである。

九州の観光業はインバウンド消費に支えられている側面も大きいというが、正にその様子を目の当たりにしてしまった。園内には免税店も立ち並び、外国人観光客向けの施設と化している。

 

因みに、土産物コーナーやレストランも日本語より先に中国語が表示されていて、日本人は入場しづらい雰囲気。

 

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レストランのメニューの価格には「600日元」などと表記され、もはや円表記ではない。「日元」=「日本円」という意味なのだろうか。

 

というか、ドイツのお城が見られるんじゃなかったのか?!もしかして万里の長城とかだったらどうしよう!

と思いつつ、お目当ての宮殿へ向かう。

 

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宮殿ゾーンはこっち。

園内は鴨がのんびり散歩している。ちなみにすっぴーは無類の鴨鍋好きである(もちろん獲ってなんかいませんよ)。

 

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ヨーロッパ感溢れる庭を抜けると…

おおっ!気品溢れる西洋建築がっ!!

ドイツはドレスデンにある「ツヴィンガー宮殿」を模したこの建物。

 

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立派な門構え。これだけを見ると、確かに日本ではない感じがする。

 

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門前の橋から左右を見渡すと、写真には収まりきらないぐらいの巨大な宮殿だ。

 

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彫刻も細部までよく作り込まれており、まさにドイツバロック様式の宮殿を忠実に再現している。ちなみにすっぴーはホンモノを見たことはない。

 

そして、立派な門をくぐると!


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ハリボテではなく、ちゃんと裏側も作り込まれている。ちょうど中国人観光客は土産物コーナーに大挙していたからか、全く誰もいない写真を撮ることができた。

 

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有田焼を頂点に据えた立派な噴水と、西洋感溢れるバロック様式の庭園

 

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ホンモノのツヴィンガー宮殿は、門を抜けた先にも中庭を囲むように建物が続いているが、ここは中庭の先にグランドゴルフ場があるようだ。

 

しかし、何故この地にツヴィンガー宮殿を作ったのか。。

ツヴィンガー宮殿のある「ドレスデン」の近くに「マイセン市」があり、そこでは有田焼に似せた焼き物を生産し、現地で大ヒットした!ということにちなみ、この宮殿が建てられたようだ。宮殿の内部には有田焼の展示コーナーも設けられている。

また、有田町とマイセン市は姉妹都市の提携も結んでいる。

元々は、1993年に開業した有田ポーセリンパーク。有田焼で有名な「香蘭社」とゼネコン「青木建設」が共同出資で設立した「VOC」という会社が運営していたが、やはりこの手のテーマパークは運営が難しいようで撤退してしまった。その後、有田町の酒造会社「宗政酒造」が経営を引き継いだようである。

 

まとめ

 

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ということで!今回は気品溢れる西洋のバロック宮殿を見ることができる「有田ポーセリンパーク」の「ツヴィンガー宮殿」をご紹介したぞ!

 

日本ではなかなか見ることができない西洋感溢れる風景で、ドラマや映画のロケ地としても知られるこの宮殿。入園料は無料ということで、一度は見てみたい九州の知られざる観光スポットである。