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白いソニック&噂のワンマン特急「にちりん」で宮崎へ<日南線完全走破第1話>

 

はい~こんちゃ!すっぴーですっ!

10月に入って台風が過ぎ去り、気候も段々と落ち着いてきた今日この頃。

秋になると出かけたくなりますなぁ〜!ってことで!!

博多から特急「ソニック「にちりん」を乗り継いで、日南海岸を走る風光明媚なローカル線、日南線を完全走破。終着駅の志布志から路線バスに乗車し、垂水港へ。更に垂水港から鴨池・垂水フェリーで、雄大桜島を眺めながら鹿児島に突入する旅を決行した。

 

 

博多から「白いソニック」で大分へ

 

旅の始まりは、九州の玄関口である博多駅

ここ、博多から列車で宮崎へ向かうには、2つのルートがある。

ひとつは、九州新幹線新八代まで向かい、連絡する高速バス「B&Sみやざき」を使うルート。もうひとつは、小倉廻りで日豊本線を使うルートである。

所要時間は新幹線ルートが有利であるが、今回は日豊本線の特急ソニックにちりんを乗り継いで行くルートを選択した。

 

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博多を16時57分に発車する、特急ソニック41号に乗車。885系電車での運転である。(上の写真は別日に長崎駅にて撮影)

 

まるでドイツの高速列車「ICE」のような顔をしているこの車両。既に登場から10年以上が経過するが、JR九州の特急形車両としては最新鋭の系列である。

振り子式車両で、日豊本線長崎本線のカーブの多い線区を高速で駆け抜ける。

 

なお、特急「ソニック」は885系電車の他に、883系電車でも運転されている。883系電車「青いソニックの様子はこちら↓
kyushu-tetsutabi.hatenablog.com

 

「青いソニック」に対して、白いソニックの愛称を持つ885系電車は、夕方の帰宅ラッシュが始まった博多駅をゆっくりと発車した。

 

885系電車の車内設備

 

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885系電車の普通車。白を基調とした空間に、ドッシリとした重厚な黒いモケット張りの座席が並ぶ。荷物棚は蓋が設けられ、照明は優しい電球色だ。天井照明だけでは明るさが心許ないからか、窓側席の頭上には間接照明も取り付けられ、高級感溢れる車内空間となっている。

登場時は革張りの座席であった。しかし振り子式車両で揺れる上に、革がツルツル滑ってホールド性もヘッタクレも無かった為、モケットに張り替えた車両もある。革張りは見た目がカッコイイが座り心地はイマイチといったところ。

 

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座席の背面や、肘掛に内蔵されたテーブルには「KAMOME」のロゴが入っている。

登場当初は「ソニック」および「かもめ」それぞれが専用車両として仕立てられたが、現在では走行距離の関係から運用を共通化している。そのため「かもめ」車両の「ソニック」運用や、「ソニック」車両の「かもめ」運用が発生する。

後に塗装も同一としたが、車内には至る所に専用車両としての痕跡が残っている。

 

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デッキの様子。客用扉の横には色が変化するLED照明が取り付けられ、近未来感を醸し出している。デッキと客室は大きなガラス戸の自動扉で仕切られている。

 

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弧を描いたベンチが設置されたフリースペースの先には、足元まで広がる大きな窓885系電車に限らず、JR九州の車両はデッキも居心地の良い空間だ。

 

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白いソニックは暮れゆく周防灘を望みながら、カーブの多い日豊本線を高速で駆け抜ける(椎田豊前松江間)。

 

乗換の待ち時間で、大分名物「とり天」と「だご汁」を堪能

 

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19時2分、すっかりと夜の帳が下りた大分駅へ定刻に到着した。

ここ大分駅にて特急「にちりん」に乗り換えるが、次の「にちりん25号」は20時18分発。1時間以上も待ち時間があるため、大分駅で夕食を頂くことにする。

 

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2012年に高架化された大分駅。まだまだ真新しさの残る駅ビルには、多くの飲食店や土産物店が軒を連ねる。

JR九州の系列子会社が運営している「驛亭」に入ってみた。

 

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「豊後定食」950円也。

大分名物の「とり天」と「だご汁」がセットになった定食だ。中央の白い皿にポン酢を入れて、からしと共にとり天を頂く。衣がサクサクで美味いぞ

だご汁は、餅と人参・大根・ゴボウ・里芋・ネギ等の野菜がゴロゴロ入って具沢山の味噌汁みたいな感じ。普段野菜が不足しがちなので、外食で野菜が沢山入っているとありがたく感じる。こちらも美味しく頂いた。

この値段でご飯もおかわり可能!大満足な夕食だった。

 

賛否両論の「ワンマン特急」闇夜の日豊本線を行く

 

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大分駅で腹ごしらえを済ませ、20時18発の特急「にちりん25号」を今や遅しと待つ。

日豊本線特急「にちりん」は、2017年3月4日から787系4両編成の列車をワンマン列車として運転している。

特急列車のワンマン運転というのは全国的にも珍しく、安全性の確保から否定的な声も聞かれる。

今回乗車した「にちりん25号」も例外なくワンマン運転だ。

 

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大分駅の2番乗り場に入線した787系電車。方向幕には「ワンマン」の表記がなされている。

 

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にちりん25号」は定刻通り、大分駅を出発した。すっぴーは4号車の自由席に乗車したが、4号車の乗客は20名も居ないようだ。閑古鳥が鳴くとはまさにこの事である。

 

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運転士1人によるワンマン運転なので、車内アナウンスも全て自動放送だ。ツーマン特急列車では到着前に車掌がアナウンスする「開くドアと足元にご注意下さい」と、発車時の「ドアが閉まります、ご注意下さい」も含めて全て自動放送。発車時の「ドアが閉まります〜」の放送は、車体側面のスピーカーからも流れ、ホーム上の乗客に注意を促していた。

しかし本当に車掌氏は乗務していないのだろうかと思い、先頭の1号車まで見に行ったが、やはり乗っていない。

 

大分以南は線形が悪く、列車はあまりスピードを出さずに走る。鶴崎、幸崎と大分市の通勤通学圏の駅にも丹念に停車。各駅には駅員の姿は見えず、無人のようだ。

これでは乗車券だけで特急列車に乗っても全く分からないではないか。車内改札もされない、駅員もいないとなると、もはや無法地帯である。それだけの収入を取りこぼしたとしても、人件費の方が高くつくという事か…

 

その後も臼杵津久見、佐伯と大分県内の主要駅に停車していく。大分県内最後の駅である佐伯に到着すると殆どの乗客が下車し、4号車の乗客はすっぴーを含めて4名になってしまった。

次の停車駅は宮崎県の延岡だ。佐伯から延岡まで、1時間もノンストップで走るワンマン特急。これは幾ら何でも緊急事態の時は危ないだろう…

 

…!!ここで!乗務員扉をガチャガチャと開ける音が聞こえる。改札の車掌氏が乗ってきたのだ。

さすがのJR九州でも、佐伯から延岡の長時間ノンストップ区間で車内に誰もいないというのはマズイと思ったのか、車掌氏により改札と車内巡回がなされる。乗客としては大きな安心感に繋がる。

なお、ドア扱いと遅延時の放送については引き続き運転士が行っていた。

 

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いくら日豊本線と言えども、佐伯から延岡までの県境区間は、野を越え山を越えて行く、九州随一の超ローカル区間だ。延岡から佐伯まで直通する普通列車は、1日に1本ないしは2本しか走っておらず、あとは全て特急列車だ。まるでかつての青函トンネル区間のようである。

 

車窓は闇に包まれ、時たまに鉄道信号の光が車窓に流れ去るだけだ。線路際の草木の枝が車体に当たり、パチパチと音を立てながらゆっくり走る。

 

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佐伯からぴったり1時間で、宮崎県は延岡に到着。ここで行き違いの列車が遅れているとのことで、数分遅れて延岡を出発。次の南延岡で、片手で数えられるほどではあるが数人の乗客が乗ってきた。

延岡から先は直線が続き、スピード感が格段に増す。

 

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その後、日向市、高鍋、佐土原と宮崎県内の主要駅に停車しながら、23時38分、目的地の宮崎駅に到着。延岡での行き違い待ちの影響を引きずり、5分ほど遅れての到着だ。

 

宮崎で一泊!

 

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宮崎駅に到着し、すでに日付が変わる頃になっていたのでホテルへ直行。徒歩で橘通り方面へ向かう。

 

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2018年9月下旬に開業したばかりの「コンフォートホテル宮崎」。まだ新築の建材の匂いが残るほど真新しいビジネスホテルだ。

全国展開しているコンフォートホテル。どのホテルも清潔感があり、朝食も充実していて価格も手頃なので、すっぴーはよくお世話になっている。

 

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今回、宮崎の店舗に宿泊した際、グループ5店舗の宿泊を制覇した記念として「グルーミングセット」をプレゼントされた(公式サイトweb会員予約限定)。

 

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そして、いよいよ明日は日南線完全走破が待ち受ける。日南線は列車の本数が少ない為、寝坊しないように目覚ましをしっかりセットしておやすみ〜。