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日南線・絶景ローカル列車で終着駅「志布志」を目指す<日南線完全走破第2話>

 

はいはいこんちゃ!!すっぴーですぅ~

今回は日南線完全走破第2話>

いよいよこの旅のメイン企画「日南線」をレポート!

絶景の海と緑深き山々、そして田園風景を走る、南九州のローカル線「日南線」を完全走破する。まさに南国らしい景色の続く「日南線」は一見の価値あり。

 

<前回のおさらい>

kyushu-tetsutabi.hatenablog.com

 

 

宮崎駅から、絶景「日南線」の旅。まずは「油津駅」へ向かう

 

宮崎で一泊し、翌朝無事に早起きしたすっぴー。朝食を頂き支度を整えてホテルを出発。徒歩で宮崎駅へ向かう。

 

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それにしてもよく晴れた一日。もう10月になったというのに、汗ばむ陽気宮崎駅に到着。

 

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青空にヤシの木が映える(生える?)宮崎駅。実に南国らしい駅舎だ。駅前はバスがひっきりなしに発着し、活気あふれる駅である。

 

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ここ宮崎を9時8分に発車する「油津」行きに乗車する。2両編成のワンマン列車だ。

 

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高架のホームへ上がると、すでに日南線の列車は入線していた。国鉄キハ47形気動車である。行き先は「サボ」で表示。日南線は宮崎から油津までの区間列車が多い。

すっぴーが乗り込むと、ちょうど係員がサボを交換しているところであった。ホームと反対側のサボは客用扉をドアコックで開け、身を乗り出して交換していた。なんとも懐かしい光景である。

 

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キハ47形の車内。国鉄"JNR"の紋章を配した扇風機が何とも懐かしい。座席は昔ながらのボックスシートだ。窓側の座席下には配管が張り出しており、このボックスで4人は何とも窮屈なものがある。

 

2両編成のワンマン気動車は、ボックスシートの窓側席がさらっと埋まる程度の乗客を乗せて、残暑厳しい宮崎駅を定刻に出発。

 

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宮崎駅を発車してマンションと住宅街を望みながら、しばらくは高架区間が続く。


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やがて、宮崎随一の大河「大淀川」を渡ると程なく南宮崎駅に到着。

 

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南宮崎駅構内は、先日の台風24号の強風で、何かの屋根か壁の様なものが飛んできていた。手前のクルマを直撃する大惨事。クルマの持ち主が不憫でならない。JRの職員さんが撤去作業を行っているようだ。

そして、南宮崎駅で早くも運転士氏が交代。同時に改札の車掌氏が乗り込んできた。日南線無人駅が続くからか、切符を購入していない乗客もちらほら。遠足であろう幼稚園生の集団も乗車した。

当駅から日豊本線と分岐し、列車は日南線に入る。

 

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途中、南方駅では「宮崎空港線」と勘違いしたことに気づいたサラリーマン風の乗客が下車。車掌氏は逆方向に戻る列車を案内していたが、当の本人は大慌ての様子。果たして飛行機に間に合ったのだろうか…

木花駅では、2両編成のキハ40形ワンマン列車と行き違う。


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改札の車掌氏と幼稚園生御一行は、子供の国駅で下車していった。駅前には遊園地があるらしい。

子供の国を発車すると、リゾートホテルが軒を連ねる観光地「青島」が近づく。かつて新婚旅行のメッカと言われた宮崎らしい風景を眺めながら、列車は青島駅に到着。


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内海駅を発車すると、進行方向左手には…


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日南海岸から続く、雄大太平洋がその姿を現した。


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日南海岸によく見られる「波状岩」。いわゆる「鬼の洗濯岩」である。地層が隆起と浸食を繰り返し、このような独特の風景を生み出している。


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車窓にはどこまでも青い海が続く。


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海が続くと思いきや、伊比井駅を出発した列車は深い山の中へ進む。周囲には一軒の民家すらない。


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広渡川」を通過すると北郷駅へ到着。田園風景を望みながら、しばらくこの川に沿って進む。先ほどの日南海岸とは対照的な風景である。


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やがて列車は「飫肥」でその名を知られる「飫肥(おび)駅」へ到着。飫肥杉は軽量で油分を多く含み水に強いことから、かつては造船によく利用されていた。現在は宅建工芸品として利用されているようである。


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飫肥駅」「日南駅」と比較的大きな町が続き、まとまった数の乗客が降車する。

すぐ先は終点の「油津駅」である。


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10時29分、定刻通り列車は油津駅に到着。一面二線の小さな駅である。ここで10時46分発の、志布志行き普通列車に乗り換えだ。時間があるので駅舎を見学した。

 

カープ」カラーに染められた「油津駅」を見学

 

今年2018年は「広島東洋カープ」が球団史上初となる三連覇を成し遂げ、プロ野球界にとって大きな歴史を残した年であった。テレビや新聞等で、この偉業は九州の地でも大々的に報道されたほどである。

その「広島東洋カープ」がオフシーズンのキャンプ地としているのが、ここ「日南市」である。キャンプ地の「天福球場」のすぐ近くに油津駅がある。

 

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油津駅は2018年2月に「カープ油津駅」として、駅舎を球団カラーの「」に塗り替えている。なんとも鮮やかな見た目でインパクトが大きい。今年のキャンプシーズンに訪れた際は、多くのカープファンが駅舎の写真を撮っていた。


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もちろん「カープ坊や」もいるぞ。


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駅名票の横には、カープの監督である緒方孝市のサインが飾られている。


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駅舎内には三連覇の偉業を称える掲示も。


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目指せ日本一!!」コーナー。今年こそは…という願いが多いようだ。


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それ以外は、出札・改札口ともにいたってシンプルな田舎の駅舎である。

 

油津駅から単行気動車で終着駅「志布志駅」を目指す

 

カープ一色の油津駅を見学し終わったすっぴーは、再びプラットホームへ向かう。

 

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すでにホームにはキハ40形の単行気動車が入線していた。油津〜志布志間の折り返し運転のようだ。


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昔ながらのボックスシートが並ぶ車内。茶色地の市松模様のモケットだ。非常に地味な車内である。

それにしても宮崎〜油津間に比べて、急激に乗客の数が減ってしまった。全部で4,5人程度しか乗車していない中、油津駅を定刻で発車した。


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油津駅を発車するとすぐ右手には、カープのキャンプ地である「天福球場」が見える。キャンプシーズンには多くのファンが訪れるぞ。


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左手には港とヤシの木が。南国の風景。


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右に見える大きな島は「大島」。

左には奇岩「七ツ岩」も見える。自然が作り出した壮大な景観である。


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ひたすらに日向灘を眺める車窓。


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大堂津駅に到着。左には海を眺める子どもの銅像が建っている。この銅像、どうしても気になってインターネットで調べてみたが検索できない…


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南郷駅に到着。宮崎駅から当駅まで観光特急「海幸山幸」が走っている。金、土、日曜日を中心に運転。運転日に注意されたし。

特急 海幸山幸 | JR九州の列車たち ~JR九州 観光列車【D&S列車】・新幹線~(公式HP)


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南郷駅を出発すると、再び山の中へ分け入る。いよいよ保線をしているのか怪しいぐらい、キハは揺れる。

線路際の伸び出した草木が車体に当たり、時折大きな音を立ててゆっくり進む。


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途中、車側灯だろうか。車体に引っかかってしまった枝葉を発見。


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民家すらない山道を行く。まさに秘境路線


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田園地帯。少しずつ人間の生活の足跡が見えてくると…


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串間駅に到着。串間市といえば、都井岬御崎馬が有名である。都井岬に行くと「地の果てとはこういう所か…」と感じられる。


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再び海沿いを走る。日南線は目まぐるしく景色が変化して、大変面白い路線である。


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福島高松駅を発車すると、スカッと青い海を望むことができた。


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終着駅の志布志駅はもうすぐそこだ。志布志港には大阪行きの「フェリーさんふらわあ」や、東京・名古屋・那覇を結ぶ「マルエーフェリー」の姿も確認できた。


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少しずつ民家が増えて街らしくなってくる。港町の風情。

11時57分。定刻通り志布志駅に到着。無人駅のため運転士氏から切符を回収された。


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プラットホームは終着駅の哀愁を感じる。線路横のだだっ広い空き地がなんとも寂しい駅だ。


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一日に片道8本のみ運転。


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三角屋根が特徴的な志布志駅の駅舎。駅前は綺麗に整備され、芝生や植木も手入れが行き届いている。

また、駅舎内には志布志市の観光案内所も併設している。

 

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当初は折り返し列車で宮崎に戻ろうかと計画していたが、バス停の時刻表を見ると、思いのほか本数が多い(1時間に1本程度だけども)。

ということで、来た道を戻るのも楽しくないので、バスとフェリー鹿児島市内を目指してみることにした。

 

港町・志布志駅前の食堂で「刺身定食」を頂く

 

バスは12時44分の発車である。時間があるので志布志で昼食を取ることにした。

志布志と言えば港町。港町と言えばでしょう。ということで。

 

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中村鮮魚店はかたや食堂」にお邪魔してみた。駅から徒歩2分。まさに駅前食堂である。

 

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刺身定食」1,380円。鮮魚店ということもあって、刺身は綺麗で臭みもなく美味しい。小鉢の数も多く大満足だった。

 

お腹を満たし、バスで、鹿児島市内へ向かうフェリーが発着する「垂水港」へ向かう。